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民泊の確定申告、税理士に頼むか自分でやるか|費用と判断基準
民泊の売上が伸びてくると必ず迷うのが、「確定申告、そろそろ税理士に頼むべき?それとも会計ソフトで自分でやれる?」です。
結論から言うと、これは金額の問題というより**「取引の複雑さ × 自分の時間の価値」**の問題です。この記事では、両方の費用構造と、どちらを選ぶかの判断基準を実務の視点で整理します。
本記事は一般的な判断材料の整理であり、個別の税務助言ではありません。民泊収入の所得区分(原則は雑所得)など税務の基本は民泊収入の確定申告ガイドを先にご確認ください。
費用の構造:かかるお金はこう違う
| 自分でやる(会計ソフト) | 税理士に依頼 | |
|---|---|---|
| 金銭コスト | 会計ソフト利用料(年間) | 申告スポット依頼 or 顧問契約の報酬 |
| 時間コスト | 仕組み化すれば月30分前後+申告期の数時間 | 資料整理・やり取りの時間のみ |
| 得られるもの | 数字が自分でわかる・経営判断が速くなる | 正確性・税務署対応の安心・時間 |
| リスク | 判断ミスは自己責任 | 費用が固定的にかかる |
- 会計ソフトの年額:freee・マネーフォワードとも複数プランがあります(最新はfreee料金ガイド/マネーフォワード料金ガイドと公式で確認)
- 税理士の費用:税理士報酬は自由化されており、公的な相場統計は存在しません。民間の公開情報に基づく参考値では、個人の確定申告のスポット依頼で5万〜10万円程度が中心とされ、売上規模が大きい場合や記帳代行込みではさらに上がります(2026年7月7日・弥生等の公開情報を確認した参考値)。詳しくは税理士費用の相場ガイドも参照
判断基準:この条件に当てはまるほど「税理士寄り」
次のチェックが多いほど、専門家に頼む価値が上がります。
- 民泊の売上が伸びて消費税の課税事業者になった/なりそう(基準期間の課税売上高1,000万円超)
- 所得区分の判断が割れる状態(事業所得を主張したい・複数物件・法人化の検討段階)
- 物件が複数あり、取引量が自力の管理能力を超えた
- 本業が忙しく、申告作業に使う時間の機会損失が税理士報酬より大きい
- 税務調査への備えを重視したい
逆に、次に当てはまるなら自分でやる(会計ソフト)で十分なことが多いです。
- 物件1件・副業レベルで、取引がシンプル
- 収入が雑所得の範囲で、申告内容が定型的
- 経費決済をカードに集約し、記帳を自動化できている(freeeでの自動化手順)
中間の選択肢:「記帳は自分・申告だけ相談」もある
ゼロか100かではなく、記帳は会計ソフトで自分が回し、判断が割れる論点(所得区分・消費税・按分)だけスポットで税理士に相談するという組み合わせが、民泊ホストには現実的です。
- 記帳が自動化されていれば、税理士に渡す資料もきれいに揃う=依頼するとしても費用を抑えやすい
- 税理士を探す場合は、民泊・不動産の実務に明るいかを必ず確認する(所得区分の論点を知らない事務所もあります)。複数の税理士を比較できる紹介サービスを使うと探す手間が減ります
よくある質問
Q. 税理士に頼めば経費を増やして節税できますか?
A. 税理士の役割は「正しく申告すること」であり、実態のない経費を作ることではありません。節税効果を保証するものでもありません。誇大な期待で依頼すると齟齬が生まれます。
Q. 申告期(2〜3月)に駆け込みで頼めますか?
A. 申告期直前は税理士側の繁忙期で、受付停止や割増になる場合が多いです。依頼するなら年内〜1月前半までに動くのが現実的です。
Q. 頼む場合、何を準備すればいいですか?
A. 収入がわかるもの(OTAの明細・入金記録)、経費の明細(カード明細・領収書)、按分の根拠(面積・営業日数)が基本セットです。日頃から会計ソフトに集約しておくと、このセットがワンクリックで揃います。
まとめ
- 判断軸は「金額」ではなく取引の複雑さ×自分の時間の価値
- 消費税・所得区分・複数物件・時間の機会損失——当てはまるほど税理士寄り
- シンプルな副業民泊なら、カード集約+会計ソフトの自動化で自力申告は現実的
- 中間解として「記帳は自分・論点だけスポット相談」が民泊ホストには使いやすい
- 頼むなら申告期前の早めに。民泊の実務に明るい税理士かは必ず確認を
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出典・参考
- 国税庁「住宅宿泊事業法に規定する住宅宿泊事業により生じる所得の課税関係等について(情報)」(2026-07 参照)
経理コンパス編集部
業務系SaaS(会計・勤怠・CRM)の利用・導入支援の経験/不動産業界での実務経験
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