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freeeが値上げ?料金改定との付き合い方と、続ける・乗り換えるの判断基準

更新:2026年6月13日4分で読めます会計ソフト

「freeeの更新案内を見たら、以前より請求額が高くなっている気がする」。そんな違和感を持ったとき、いきなり乗り換えを決めるのは早計です。結論から言うと、検討の順番は「①使っていない機能の棚卸しとプラン見直し→②月払いから年払いへの切り替え→③他社との総額比較」が鉄則です。そして乗り換えを選ぶ場合も、移行先の無料期間を使って今のfreeeと並行運用し、問題なく使えると確認してから切り替えるのが安全です。本記事では、料金改定との付き合い方と「続ける・乗り換える」の判断基準を整理します。

本記事は2026年6月時点の一般的な解説です。各社の料金・改定情報は必ず公式サイトの最新の告知でご確認ください。

クラウド会計の料金改定は業界全体の流れ

まず押さえたいのは、料金改定はfreeeだけの話ではないという点です。クラウド会計ソフト(インターネット上でデータを保存し、自動で帳簿づけを助けてくれる会計ソフト)の業界では、近年、各社で料金改定が行われてきました。背景には、インボイス制度(適格請求書等保存方式)や電子帳簿保存法といった制度変更への対応、銀行口座との自動連携などの機能追加、運営コストの上昇があります。

つまり「値上げ=サービスの劣化」ではなく、機能や制度対応が増えた分の対価という側面もあります。改定の内容や時期、対象プランは状況により異なるため、正確な情報は必ずfreee公式サイトの告知で確認してください。そのうえで「自分はその対価に見合うだけ使えているか」を冷静に見るのが出発点です。

値上げを感じたときに踏むべき3ステップ

乗り換えの検討は最後でかまいません。先に、今のままで支出を抑えられないかを順番に確認します。

順番やること期待できる効果
ステップ1使っていない機能を棚卸しし、下位プランで足りるか確認機能過多なら下位プランへの変更で月額を圧縮できる可能性
ステップ2月払いを年払いに切り替える一般に年払いは月払いより総額が割安になる傾向
ステップ3他社と「年間総額」で比較する月額だけでなく、サポート費用や追加課金も含めて判断できる

ステップ1では、請求書発行・経費精算・レポート機能など、契約プランに含まれていて実は使っていない機能を書き出してみましょう。確定申告と帳簿づけだけなら、下位プランで十分というケースは珍しくありません。ステップ3の比較では、初月や初年度の割引だけでなく、2年目以降に支払う通常料金で比べることが大切です。

freeeから乗り換える場合の現実と移行先候補

3ステップを踏んでもなお割高に感じるなら、乗り換えの検討に進みます。ただし、乗り換えには見えにくいコストがあります。第一に、データ移行の手間です。仕訳(取引の記録)データの書き出しと取り込み、勘定科目の対応づけといった作業が発生します。第二に、操作の学び直しです。freeeは簿記の知識がなくても使えるよう設計された独自の操作感が特徴で、簿記の形式に近い他社ソフトに移ると、最初は戸惑う人が多いのが実情です。

だからこそ、移行先の無料期間中に今のfreeeと並行運用し、「自分の取引を問題なく処理できるか」を確かめてから本契約するのが鉄則です。主な移行先候補は次のとおりです。

移行先候補無料で試せる期間特徴向いている人
マネーフォワード クラウド1か月無料仕訳形式に近い操作感。連携サービスが幅広い簿記の感覚がある人、複数の業務をまとめたい人
弥生のクラウドソフト初年度無料のプランあり老舗ならではのサポート体制電話などのサポートを重視する人、コスト最優先の人

どちらが優れているかは一概に言えず、操作の好みと業務内容で決まります。どれが合うか迷う場合は、当サイトの無料診断で自分に合うソフトの傾向を確認してから試すのも一つの方法です。

乗り換えないほうがよいケース

次に当てはまる場合は、料金差よりも乗り換えの負担のほうが大きくなりがちです。

  • freeeの給与計算や人事労務のサービスまで連携して使っている(連携を解くと業務全体を組み直すことになる)
  • 確定申告や決算の直前期である(移行作業と申告作業が重なると誤りのもと)
  • freee独自の操作にすっかり慣れていて、学び直しの時間が取れない
  • 顧問税理士がfreeeでのやり取りを前提にしている

特に申告直前の乗り換えは避け、検討するなら申告が終わって取引が落ち着く時期に行うのが安全です。

続ける・乗り換えるの判断チェックリスト

最後に、判断のためのチェックリストです。「はい」が多いほど乗り換え検討の価値があります。

  • 契約プランの機能の半分以上を使っていない
  • 年払いに切り替えても、まだ年間総額に納得できない
  • 簿記の形式での入力に抵抗がない、または学ぶ意欲がある
  • 申告・決算まで3か月以上の余裕がある
  • 移行先の無料期間中に並行運用する時間を確保できる

逆に「いいえ」が多いなら、プラン見直しと年払い化で支出を抑えつつ、freeeを使い続けるほうが合理的です。

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まとめ

  • 料金改定はfreeeに限らず業界全体の傾向で、制度対応や機能追加が背景にある。正確な改定内容は公式サイトの告知で確認する
  • 値上げを感じたら「プラン見直し→年払い化→他社比較」の順で検討する
  • 比較は初年度の割引ではなく、2年目以降も含めた年間総額で行う
  • 乗り換えにはデータ移行と操作の学び直しという負担があり、無料期間での並行運用が鉄則
  • 給与・人事まで連携済みの場合や申告直前期は、無理に乗り換えないほうが安全

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経理コンパス編集部

業務系SaaS(会計・勤怠・CRM)の利用・導入支援の経験/不動産業界での実務経験

中小企業の経理・バックオフィス担当者が、本当に自社に合うクラウドソフトを選べるように。公式情報と実際の使用感、そして制度(インボイス・電子帳簿保存法)への対応状況を、できるだけ中立に整理して発信しています。

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