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個人事業主の確定申告のやり方|青色・白色の違いと申告の流れ

更新:2026年7月23日7分で読めます会計ソフト

個人事業主として活動を始めると、避けて通れないのが「確定申告」です。会社員のときは勤務先が年末調整をしてくれましたが、フリーランスや個人事業主は自分で1年間の所得を計算し、税務署へ申告する必要があります。とはいえ、何から手をつければよいのか分からず、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、確定申告の基本から青色申告と白色申告の違い、申告の大まかな流れ、必要書類、提出方法までを順を追って解説します。

本記事は確定申告の全体像を理解していただくための一般的な情報をまとめたものです。控除額・申告期限・各種要件などの具体的な数値や条件は、税制改正によって変わることがあります。最新かつ正確な情報は必ず国税庁の公式サイトでご確認いただき、ご自身の状況に応じた判断は税理士などの専門家へご相談ください。

確定申告とは|個人事業主にとっての意味

確定申告とは、1月1日から12月31日までの1年間に得た所得とそれにかかる税額を計算し、税務署へ報告する手続きのことです。ここでいう「所得」とは、売上(収入)から必要経費を差し引いた、もうけにあたる金額を指します。

個人事業主やフリーランスは、会社員のように勤務先が税金の精算(年末調整)をしてくれません。そのため、自分自身で所得を集計し、納めるべき所得税の額を確定させて申告・納税する義務があります。

申告を正しく行うことは、納税という義務を果たすだけでなく、所得を証明する書類を整えることにもつながります。住宅ローンの審査や各種給付の申請などで所得証明が求められる場面もあるため、事業を続けるうえで欠かせない手続きといえます。

青色申告と白色申告の違い

確定申告には大きく分けて「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。青色申告とは、一定の水準で帳簿を付けることを条件に、税制上の有利な取り扱いを受けられる申告方法です。一方の白色申告は、事前の申請が不要で帳簿付けも比較的簡易ですが、青色申告のような特典は基本的にありません。

両者の大きな違いは「帳簿付けの手間」と「税制上の取り扱い」のバランスにあります。手間をかけてしっかり記帳するほど、受けられるメリットが大きくなる仕組みだとイメージすると分かりやすいでしょう。

比較項目青色申告白色申告
事前の申請必要(承認申請の手続きが要る)不要
帳簿付けの方法原則として複式簿記など、より詳細な記帳簡易な記帳でよい
税制上の特典特別控除など複数のメリットがある特典は基本的に小さい
手間相対的に大きい相対的に小さい
向いている人節税メリットを重視したい人まず手間を抑えたい人

複式簿記とは、お金の動きを「原因」と「結果」の両面から記録する帳簿付けの方法です。専門的に聞こえますが、後述する会計ソフトを使えば、簿記の知識が浅くても入力作業を進めやすくなっています。

なお、青色申告で受けられる特別控除の金額や適用要件、申請の期限などは制度によって細かく定められており、変更される可能性もあります。具体的な金額や条件は国税庁の最新情報を確認し、判断に迷う場合は税理士へ相談してください。

確定申告の大まかな流れ

確定申告は、いきなり申告書を書くわけではありません。日々の記録の積み重ねがあって、最後に書類としてまとめる流れになります。全体像をつかんでおくと、年間を通じて何をすべきかが見えてきます。

大きく分けると、次の4つのステップで進みます。

ステップ内容ポイント
1. 帳簿づけ売上や経費を日々記録する領収書・請求書をこまめに整理
2. 必要書類の準備控除証明書などを集める年明け前後に届く書類に注意
3. 申告書の作成集計結果をもとに書類を作る会計ソフトの活用で負担を軽減
4. 提出・納税税務署へ提出し税金を納める期限内の手続きを心がける

最も大切なのはステップ1の帳簿づけです。ここを年間通してコツコツ続けておくと、申告時期にまとめて作業する負担が大きく減ります。逆に記録をためてしまうと、後から領収書を探す手間で苦労しがちです。

確定申告で必要になる書類の例

申告にあたっては、いくつかの書類を準備します。どの書類が必要になるかは、青色申告か白色申告か、また各人の状況によって異なります。代表的なものを整理すると、次のようになります。

書類の種類主な役割備考
確定申告書所得や税額をまとめる中心の書類全員が作成
青色申告決算書青色申告で提出する決算書類青色申告の場合
収支内訳書白色申告で収入と経費をまとめる書類白色申告の場合
各種控除証明書控除を受けるための証明書類該当者のみ

各種控除証明書とは、生命保険料や社会保険料の支払い、寄付などを証明する書類で、これらをもとに所得から一定額を差し引く「控除」を受けられる場合があります。控除証明書は発行元から郵送されることが多いため、紛失しないよう保管しておきましょう。

どの控除が使えるか、どの書類が必要かは個別の事情によって変わります。判断に迷うときは国税庁の案内を確認するか、税理士へ相談すると安心です。

提出方法と時期の考え方

作成した申告書の提出方法には、主に次の3つがあります。それぞれに特徴があるため、自分に合った方法を選ぶとよいでしょう。

提出方法概要特徴
e-Taxインターネット経由で電子申告する自宅から手続きできる
郵送申告書を税務署へ郵送する窓口に行かずに済む
持参税務署の窓口へ直接提出するその場で提出を確認できる

e-Tax(イータックス)とは、国税庁が提供する電子申告・納税のオンラインシステムです。パソコンやスマートフォンから手続きでき、後述する会計ソフトと連携して申告データを送れる場合もあります。

確定申告には申告と納税の期限が定められています。一般的には年明けから春先にかけての一定期間が申告期間とされていますが、具体的な期日は年によって異なることがあります。直前にあわてないよう、早めに準備を始めるのがおすすめです。正確な期限は必ず国税庁で確認してください。

会計ソフトで帳簿づけ〜申告書作成をサポート

ここまで読んで、「記帳や書類作成が大変そう」と感じた方もいるかもしれません。そうした作業の負担を軽くしてくれるのが会計ソフトです。会計ソフトとは、日々の取引入力から集計、申告書類の作成までを支援してくれるツールのことを指します。

代表的なサービスとして、次の3つがよく知られています。いずれも個人事業主向けのプランが用意されており、簿記に詳しくない方でも画面の案内に沿って進めやすい設計になっています。

会計ソフト提供元特徴の一例
freee会計freee株式会社質問に答える形で入力を進めやすい
マネーフォワード クラウド会計株式会社マネーフォワード口座やカードのデータ連携に対応
弥生(やよいの青色申告 オンライン等)弥生株式会社会計ソフトの実績が長い

これらのソフトは、銀行口座やクレジットカードの明細を取り込んで自動で仕訳の候補を作ったり、入力した内容をもとに申告書類の作成を補助したりする機能を備えていることが多いです。手作業に比べて入力ミスや集計の手間を減らしやすい点が魅力といえます。

ただし、どのソフトが自分に合うかは、事業の規模や記帳のスタイル、重視するポイントによって変わります。当サイトでは、いくつかの簡単な質問に答えるだけで自分に向いた会計ソフトの傾向が分かる無料診断をご用意しています。ソフト選びで迷っている方は、ぜひ気軽に試してみてください。

なお、会計ソフトはあくまで作業を補助するツールであり、最終的な申告内容の正しさはご自身で確認する必要があります。複雑な取引がある場合や判断に不安がある場合は、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。

確定申告を楽にしたい方は、会計ソフトの無料お試しから始めてみてください。

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まとめ

  • 個人事業主・フリーランスは、年末調整がないため自分で確定申告を行う必要があります。
  • 確定申告は「青色申告」と「白色申告」に大別され、帳簿付けの手間と税制上の取り扱いのバランスが異なります。
  • 申告は「帳簿づけ→必要書類の準備→申告書の作成→提出・納税」という流れで進みます。
  • 必要書類は確定申告書のほか、青色申告決算書または収支内訳書、各種控除証明書などがあります。
  • 提出方法にはe-Tax・郵送・持参があり、申告と納税には期限があります。
  • 控除額・期限・要件などの具体的な数値は変わり得るため、最新情報は国税庁で確認し、判断は税理士へ相談してください。
  • 帳簿づけや申告書作成の負担はfreee会計・マネーフォワード クラウド会計・弥生などの会計ソフトで軽減でき、ソフト選びに迷う場合は当サイトの無料診断もご活用ください。

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出典・参考

経理コンパス編集部

業務系SaaS(会計・勤怠・CRM)の利用・導入支援の経験/不動産業界での実務経験

中小企業の経理・バックオフィス担当者が、本当に自社に合うクラウドソフトを選べるように。公式情報と実際の使用感、そして制度(インボイス・電子帳簿保存法)への対応状況を、できるだけ中立に整理して発信しています。

※本記事は各サービスの公式情報および公的機関の公表資料をもとに作成しています。

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